らんこです。
先週末に日本に被害をもたらした台風24号チャーミーの襲来から1週間も経たない間に、またしても、台風が発生しました。名前は「コンレイ」25号です。
台風24号チャーミーの被害
29日に沖縄を襲った台風24号。一時20万戸以上もの停電、断水する世帯も…車の横転、木々が倒れ、電柱も折れたり、ブロック塀が崩れたり、屋根が飛んだり、店舗のガラスが大破、シャッターが壊れる、堤防も決壊…などなど、かなりの被害が出ました。
らんこのアパートも停電し、幸いにも停電は1日程度で回復しましたが、隣の部屋のベランダを隔てている隔て板が破壊され、どこから飛んできたのか分からない洗濯物がベランダに鎮座ましましておりました。
台風が去って次の日仕事だったので、鬱々とした気持ちで職場に向かい、まずは職場の掃除からスタート。幸いにして職場も目に見えて大きな被害が出ていなかったので良かったのですが、職員の中には家が停電・断水で疲弊しているメンバーも見受けられました。
実家は4日間停電、妹宅は断水。
そして実家は10月2日の16時まで停電が続いていました。冷蔵庫の中身を救出すべく料理にいそしんだようですが、全てを救い出すことはできなかったようで、「もらった高いハムをダメにしちゃったわ~」と嘆いていました。
妹宅は停電&断水のダブルパンチで、トイレに入ったあとに水が流れないことに気づくという致命的なミスを経て、最終的に夜は実家に避難していました。(水は外から調達してきて、とりあえずトイレを流したそうです)
電気が止まっていたので、ボイラーが使えず2日間水風呂で頑張ったけれども、さすがに3日目が心が折れて、ヤカンで湯を沸かしてお湯を作って浴びたそう。
未だ停電中の家も
2018年10月3日15時現在、未だ停電中のところもあるようです。(沖縄電力FBの投稿より)
台風に慣れている沖縄でも、今回の台風は予想以上に大きいものでした。想定外の被害も出ていたかと想像します。
私のアパートはおよそ1日で電気が復旧しましたが、その陰でたくさんの人が尽力していたことには感謝しかありません。まだ停電が続いているところはとても不便かと思いますが、きっと忘れられているわけではないと思うので、周囲と協力できるなら協力して頑張って乗り越えて欲しいです。(直接的に協力できずに申し訳ないです)
沖電作業員が感電…
ただ、とても残念なことに、復旧作業中に沖電の作業員がひとり感電してしまう事故が起こったようで…2日16時現在、意識不明の重体というところまでしか情報がないのですが…どうにか助かって欲しいと切に願っています。
復旧作業で寝る間を惜しんで作業にあたっていたのでしょうか…被災する側も大変ですが、もちろん、復旧作業にあたっている人たちにも家庭があって、同じく被災しているかもしれなくて…
どうしても自分のことが一番になってしまうかもしれませんが、災害時にもう少しだけ心のゆとりを持てないものかなぁ…と思ってしまうわけで…
こういうと「お前のところは停電1日で済んだからそんなことが言えるんだ!」なんてことを言われてしまいそうですが…それでも、死に直面する事態、一刻を争う事態でないのであれば、耐えられるところまでは頑張る…そんな意識も必要なんじゃないかと思いまして…
停電状況を投稿している沖縄電力の記事のコメントを読んでいると「48時間以上の停電は人災だ!」といったような心無いコメントがあったりして…見るたびに心苦しくなってしまい…
作業員も同じ人間なんだけどな。と。彼らが元気じゃないと、復旧作業も進まないのに…と、本当に悲しくなってしまいました…
事故にあった方の回復を心より願うばかりです。
そして思うこと。台風襲来に備えて、万全の対策を私たちは取ったのか?例えば、飛びそうなものはしっかり固定する、家の中に入れるなど。ここまで停電が長引いた原因の一端には、私たち自身の対策の甘さはなかったのだろうか?そう考えずにはいられません。
私の知人(アパート暮らし)は、隣の住人が大型台風が来るにも関わらず、ベランダにたくさんのモノを出しっぱなしにしていて、隔て板が割れたあと、隣の住人のモノがベランダに散乱して大変だったと言っていました。
こういう状況を考えると、少なからず、台風を甘く見ていた人も多かったんじゃないでしょうか。飛来物が電線に接触して停電を引き起こした箇所も多かったのではないでしょうか。そう考えると、停電の責任は沖縄電力だけにあるものではないと、個人的には思います…
備えはどのくらい必要か?
今回の台風被害を受けて。私もまだまだ災害に対する備えが十分ではないと痛感しました。
停電は覚悟していたものの、断水の可能性まで気が回らず、湯船はあるのに水を貯めることすらしていませんでした。断水していたら不便どころの話ではなかったかもしれません。妹宅の例で勉強になりました。
停電時の備えとしては、ローソク、モバイルバッテリーがあったので特に不便は感じず。強いていうなら、閉めきった部屋の中が暑かったことでしょうか。我慢できるレベルではあったものの、うちわや扇子もなかったため、クリアファイルであおいでいました。あとは、ミントオイルを愛用しているので、それを首筋に吹きかけてスース―作戦で乗り切りました。ミントオイルがあって良かった。
食料品の備蓄は、たまごと乾麺がいくつか。シーチキンも大量にあったのでなんとかなるだろうと。いざとなれば数日食べれなくても死ぬことはないだろうと。飲み水は2リットルボトルが4本と、ガソリンを入れるともらえる4リットルの水を準備してあったので困りませんでした。
ただ、今回は復旧まで十分に耐えられる準備をしていたから大丈夫だっただけで。何にも準備していなかったら停電にもイライラしていたかもしれません。
災害は人が人でなくなってしまう…そんな事態にならないよう、十分な備えをしておかなければ。と心に刻むことにします。
備えの目安は1週間分
これまで経験した台風での停電は、最大3日間でした。しかし、実家は今回4日間停電しました。そして10月3日の15時現在も停電しているところがあることを考えると、最低1週間サバイバルができるように備えるべきだと判断しました。
一番大事なのは水。その次にトイレ関係(衛生用品含む)。次に食料といったところでしょうか。近いうちにシミュレーションして揃えようと思います…って25号が目の前なんですけれどね。
いま一度、災害について真剣に考えようと思います。
まだ電気が戻らないところの皆さまへ。苦しいと思いますが、友人知人に助けを求め、なんとか乗り切って下さい…祈ることしかできなくて…人は無力だ…