らんこです。
8月に、人生で初めて「革製品」を手作りしました。レザークラフトデビューです。そんなお話。
革製品。
革製品。あまり手持ちのものはありませんが、革製品はちゃんとお手入れしたら、長く使えるので好きです。
今現在、持っている革製品は「財布」「肩掛けバッグ」「キーカバー」そして、自分で作った「メイクポーチ」です。
大事に大事に使っています。
初めてのレザークラフト。
そんな革製品ですが、店頭で買うのではなくまさか「自分で作る」ことになるとは思ってもいませんでした。
たまたま知人が趣味で革製品作りを嗜んでいたことが分かり、それで手ほどきを受けたというわけ。
材料と道具は知人に用意してもらい、私は材料費を払って手作りの感触を楽しみました。
作り方というかなんというか。
ってなわけで、ここからは材料とか手作りの様子をご紹介致します。
ヌメ革が好きなので、ヌメ革をオーダー。蝋引き紐はターコイズブルーを選びました。
初めてということもあり、複雑なものにトライして失敗したら凹みそうだったので、単純に革を三つ折りしてポーチを作ることにしました。
全ての工程を写真に残せなかったので、すっ飛ばしている工程もありますが、まず革の裏面(毛羽立っている面)にトコノールという糊のようなものを塗って乾かしました。(見た目がキレイになるそうです)
トコノールが乾いたあと、三つ折りにして両わきをボンドで接着します。ある程度くっついたら、紐で縫い合わせるための穴を開けます。
これは、縫い穴を開ける道具。菱目打ち(ひしめうち)です。
大きいものでやると時間が短縮できます。
ガイドのラインを引いて、まず、穴を開けるためにラインの上を菱目打ちでなぞっていきます。全部なぞって終わったら…
穴をガンガン開けます。躊躇せずに、ガンガントンカチで菱目打ちを叩きます。
ひたすら終わるまで穴を空け続けます。遠慮していたら貫通しないので、結構な力でガンガンやります。かなりいいストレス解消になりました。
空けた穴を近くから。なるほど。穴の形が菱形になるから、菱目打ちというのかしらん?
穴を空け終わったら、早速縫い合わせていきます。針を2本使って、チクチク縫います。
このときに、縫い目が同じ方向を向くように、紐を引き出す角度や、針を刺す順番に気をつけながら縫います。
あと少しです。ひと目ずつ、丁寧にチクチク。蝋引き紐にはもちろん蝋がついているので、手がベタベタになります。普通の紐でもいいらしいのですが、蝋引き紐の方が楽なんだとか。
縫い終わりました。結構時間がかかりましたが、達成感。
ポーチのふた部分につける紐も可愛くするために縫いまくりました。途中で「なんでこんなことしてるんだろう…」と、数回ほど気が遠くなりました。
頑張った甲斐あって、完成!紐をぐるぐる巻いて留めるパターンのポーチです。
開くとこんな感じ。作ったばかりの状態は、まだ革も固くて、「これがいい感じになるのだろうか…?」と半信半疑。
ま、時間はかかりましたが、何はともあれ完成しました。ヌメ革がどんな感じになっていくのか、ワクワク。
2ヶ月後。
革も少しずつ柔らかくなってきました。ヌメ革のエイジングも少しずつですが進んでいます。いい感じの色味になるのが楽しみです。
私はハマりやすいタイプなので、ソッコー道具はいくらくらいで揃うのかネットで検索してみました。すると1万円前後である程度の道具は揃うようでして(そんなに高くないから、いつかはやってみたい)…買おうか迷ったのですが、飽きるのも早いので我慢しています。
いつかお金と時間に余裕ができたときには、考えたいと思います。
自作のポーチ、大事に大事に使います!